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ウォッチメンを観た!!
2009.04.02 (Thu)
映画化不可能と言われていたグラフィックノベルの大傑作
「ウォッチメン」がついに映画化された!!!!


しかも、これまた傑作の「300」を漢気たっぷりに撮り上げた
ザック・スナイダーが監督だというのだから、
もう観たくて観たくてウズウズしていたんですよ。


公開日である3/28に早速映画館に直行。


近所のTOHOシネマズで観たのだが、なんと1番館ではなく、3番館扱い!!!!
もっと大きなスクリーンで観たかったが、それも我慢しよう。
やっと「ウォッチメン」を実写で観れるのだから(笑)


映画は期待通りの、大傑作だった!!!!



何がスゴイって、原作本を片手に観たいくらい、
マンガの1コマ1コマが、そのまま映像化されているということ。


多少の改変はあるものの、ほとんどのカットを
原作をそのままにビジュアル化していました。


しかも、バイオレンス描写はコミックで表現できなかったぶん、
映画では凄まじくなっている!
(腕の骨が突き出たりや人体破裂、唐突な残酷描写にア然とします)


ただのアメコミの映画化に収まらず、こういう映画ならではの
映像表現をきっちりとこなしてくれるところが、素晴らしいです。


そもそも、「ウォッチメン」自体、「もしアメコミヒーローが現実にいたとしたら・・・」
という事を前提に描かれたストーリーだけに、こういう残酷描写も厭わない
完全に大人向けの内容なわけです。


「ウォッチメン」の世界では、ヒーローは非合法的な存在として扱われていて、
ヒーローとして活動すると逮捕されてしまいます。
これまでの活躍も過去の栄光。


前半、日常生活を一般人として暮らしているヒーロー達の
肩身の狭い姿が淡々と描かれます。


もうこの時点で、子供たちはグーグー寝ちゃうでしょう。
実際、観る作品を間違えたかな?と思うくらい地味です(笑)


ところが後半になると、非合法と言われながらも、
ひたすらヒーローとしての自警活動を行っている
ロールシャッハ(このキャラが強烈です)に影響されて、
ヒーロー達が地味な普通の暮らしから本来の姿に戻っていくあたりから、
残酷描写と共にアクションシーンもバンバン出てきて、一気にテンションも高くなる!


しかし、物語は想像を絶する結末へ・・・。



実際、原作のグラフィックノベルを読んだ時も思ったのですが、
スーパーヒーローって、「自分の国の平和」しか守らないのですね。
これって、世界共通だと思うのですが・・・。

よくよく考えたら、ウルトラマンも仮面ライダーも
日本国内でしか戦っていないもんね(笑)

ウォッチメンではその事があからさまに描かれていて、
分かってはいたけど、それが結構衝撃でした。

だから、「ウオッチメン」に登場するヒーローは、ベトナム戦争に参戦していて、
実際ヒーロー達の活躍のおかげでアメリカがベトナム戦争に大勝利したという
世界になっています。
(Dr.マンハッタンが巨大化して北ベトナム兵士を相手に大量殺戮を行う)


ヒーロー達の存在は、アメリカ以外の国にとって軍事的にはとてつもない脅威となり、
その影響で、ソ連がアメリカに脅威を感じて、核戦争の危機が迫る・・・
というストーリーもまんざらあり得ない話ではないワケです。


「よく考えると生々しい現実」を人気コミッククリエイターが大マジで描いて
見事なストーリーを構築したという事で、「ウォッチメン」は単なるアメコミ
という枠を超えて、SF小説に贈られる賞では、最も権威のあるヒューゴー賞を、
マンガでは初めて受賞するに至ります。

実際、「ウォッチメン」はアメコミというよりグラフィックノベルに
分類される事が多いようです。
(月刊時はアメコミとして出版され、最終的には一冊にまとめられて際に
グラフィックノベルとして出版された)

「ウォッチメン」は、後にも先にも前例がないくらい、
スゴイ伝説を打ち立てたわけですが、
そんなスゴイ原作をそのまま映像化した映画は、
アメリカ国内でも日本でも全くヒットしていません(笑)


みんな、まだまだカッコイイヒーローものが観たいんですよね。
そりゃそうだ。



ウエダでした。


ウォッチメン 公式サイト
http://www.watchmenmovie.co.uk/intl/jp/
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