四谷NOW~ホームページ制作会社 gravity works(グラビティ・ワークス)ブログ

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先週観た映画(11/17?11/23)
2009.11.26 (Thu)
先週の土曜日に、友人の結婚式に出席。

そこで大学時代の同窓生と元いた会社の上司と同僚と再会。
それこそ10数年ぶりに再会したわけだが、みんな立派になって・・・。

もっとがんばらないと!と思った矢先に
早速、先週の書き忘れを発見・・・。
追加しときました。




11/15
【ザ・バンク -堕ちた巨像-(2009)】
ユニットでない方の「パフューム」を作った、トム・ティクヴァの最新作。

元ロンドン警察の刑事のインターポール捜査官クライブ・オーウェンが主人公で、
NY検事局の検事補ナオミ・ワッツと協力して巨悪を暴く。
B級感たっぷりのタイトルに違う意味で期待していたのだが、
意外にもディテールにこだわった、サスペンス・アクション作品だった。

ストーリーは、イギリスの国際的メガバンク・IBBC銀行が武器取引を行っているという情報を
キャッチしたクライブ・オーウェンが、捜査を開始。
証拠集めに奔走するものの、次々と新事実が判明していき、
証人と接触しようとするたびに死体が積まれていく!
果たしてIBBCの巨悪を暴けるのか!?というのが大筋。

なんとな?く分かりにくいストーリーを、
次から次へと仕掛けられるアクションと簡潔なセリフで、
キレイに交通整理されていて、物語に没頭できる。

単純に話がつまらないと思う人も、巧妙な暗殺シーンと
クライマックスにおけるグッゲンハイム美術館での銃撃戦だけでも、
十分楽しめるはず。

これらのシーンは、ものすごい緊張感で描かれており、
近年のガンアクションの中でも出色の出来。

暗殺の手口も非常にサラリと描くのだが、
派手さの無いぶん不気味さが倍増していて大成功。
誰が、どこから狙ってくるのか分からないので、
サスペンス感を盛り上げてくれる。

あと、悪役も分かりやすいヒールではなく、
発展途上国の組織に武器や資金援助を行い借金を作らせ、
クーデター成功時の国家権力を手中にしようとする銀行。

一見すると、銀行側の方が信頼できそうだが、
その腹黒さは半端ではない。

結果的に利益を追求するために暴走していく銀行が描かれているので、
誰が悪役なのかはハッキリと分かる仕組みだが、銀行に不利な証拠を
持っている証人の後始末を行うのは殺しのプロフェッショナルだ。

そのプロというのが、資本主義とは対極にあった旧東ドイツ秘密警察出身者。
頭取の側近として在籍しており、暗殺の手配を行う。
この側近も、多少の良心はあって、銀行の暴走ぶりに危機感を募らせているのだが、
結局は止める事はできない。

この善人とも悪人ともつかない側近役を演じるのが、
これまたアーミン・ミューラー・シュタールだったりするのが笑える。
最近、どっちかっていうと悪役率が高くなってる(笑)

一応、劇中に登場する銀行のモデルは、パキスタン系国際銀行BCCIといわれている。
この銀行自体は、91年に破綻しているのだが、裏ではマネーロンダリングや核兵器の横流しをしていたらしい。

映画は、IBBCのような銀行は一つだけではない、という事を匂わせて終わる。

結局、正攻法ではなくダーティファイトでしか勝利できない、やり切れなさは、
「フレンチ・コネクション」や「ダーティ・ハリー」のニューシネマテイストに
通じるものがある。

爽快感こそ無いけど、最初から最後まで緊張感たっぷりの傑作だった。


11/16
【スタートレック(2009)】
こないだ劇場で観たばかりなのに、もうDVDが発売されるとは!
昔なら、この早さで店頭に並んでるのは、どれも完全に違法ソフトだった。
なんていい時代なんだ。早速ブルーレイで購入。

本編は、もう何度観ても面白い。
冒頭のシークエンスは、何度観ても泣ける。
カークの親父が、本当に泣かせてくれる。
12分だけ艦長だったというエピソードが本当に泣ける。

成長したカークは、そんな悲しい過去を感じさせない
破天荒な性格という設定も、オリジナルの設定を
見事に引き継いでいるだけでなく、奥行きを出す事に成功。

スポックもウフーラも、スコッティもマッコイも(チェコフも)、
み?んなイイ味出してる(個人的にはスコッティ役のサイモン・ペグがお気に入り)

このキャスト&スタッフでなら続編を作る価値があるけど、
できないなら作らないでほしいなぁ。

今のところ、2011年夏公開に向けて進行中だとか・・・。


11/17
ナシ

11/18
ナシ

11/19
ナシ

11/20
ナシ

11/21
友人の結婚式に出席。
スゴイ人達が出席されていて、ビックリ。
アイツ、偉くなったんだなぁ・・・。


11/22
ナシ

11/23
【イングロリアス・バスターズ(2009)】
TOHOシネマズのポイントシステムのおかげで、
なんと2本もタダで映画を観る事ができた。

そのうちの一本は、タランティーノの最新作。

B級イタリア映画「地獄のバスターズ」のリメイクって事になってるけど、
中身は全然別モノで、完全にタランティーノテイスト。

舞台はナチス・ドイツ占領下のフランス。
家族を皆殺しにされたユダヤ人少女ショシャナは、
ユダヤ・ハンターの異名を持つランダ大佐の追跡から命からがら逃げ切る。

この冒頭の後、唐突にイングロリアス・バスターズと呼ばれる特殊部隊の紹介。
この部隊の任務はナチス兵を無条件に殺していくだけ。
殺しまくって、ナチスに恐怖を植え付けさせること。

隊長は、ブラピ演じるアルド・レイン中尉。
アパッチの血を継ぐこの男は、部下に仕留めたナチス兵の頭の皮を剥がせるのだ。

こんな男を、ブラピがシャクレた真似をして、
常にヘン顔をして軍人声で喋るのが笑える。

その他にもドイツ将校を殺しまくったあげく寝返った元ドイツ兵とか、
ナチス兵をバットでボコるだけが楽しみの狂ったユダヤ人とか、
まぁ、個性豊かな面々で構成されている。

こんなバスターズの活躍と平行して描かれるのが生き延びたショシャナの復讐劇。
成長したショシャナは、名前を変えてパリの映画館の経営していた。

そんなショシャナを、狙撃兵のフレデリックが一目惚れ。
なんとこの男、たった1人で300人のロシア兵を射殺して英雄となったのだ。
なので、これをゲッペルスが利用して、本人主演で映画を制作してしまった。

その映画をショシャナの映画館でプレミア上映する事になった。
しかもヒトラーもやって来るというのだから、ショシャナの復讐の血が騒ぐ!

ナチス首脳陣が一同に集まるプレミア上映で、全員を血祭りにあげようと、
ショシャナの復讐計画が進む。

そこにバスターズの雑な計画も加わって、いつのまにやら三つ巴の格好に・・・。

まぁ、いつも通りのタランティーノ作品なわけだが、
戦争映画へのオマージュは随所に含まれているので、
映画好きはたっぷり楽しめる。

何よりも見所は、メラニー・ロランとイーライ・ロス。

ナチス兵をバットで撲殺する事が生き甲斐のドニーを演じるのは、
映画監督として「キャビン・フィーバー」や「ホステル」を制作しているイーライ・ロス。

演技自体は素人レベルなのだが、バットで撲殺する時やマシンガンで逃げ惑うナチス将校を
皆殺しにする時の表情は、プロの俳優では出せない狂気を見事に表現。一番コワい。
素人演技が爆発すると、時折こういう事が起こるのだ。

対してメラニー・ロランはひたすらキレイで、観ていて飽きない。

こんなに血なまぐさい内容なのに、
気持ちが沈まないのはメラニー・ロランのおかげといってもいい。

「真夜中のピアニスト」とかにも出てるそうなので、
普段あまり観ないフランス映画でも観てみようかな。



【2012(2009)】
これもタダで鑑賞。
ローランド・エメリッヒが最後だと公言するディザスタームービー。
最後とか言いながら絶対また作る方に一万点。
こんな見世物映画を作るヤツの二枚舌を信用してはならない。

ひたすら破壊のスペクタクルを堪能するための映画だから、
内容は別に追いかける必要はない。

次々と繰り出される破壊の数々は、観ていて気持ちがいい。

ロサンゼルス沈没から、アフリカ、中国までみ?んなブッ壊れる。

最後は大陸大移動。

もう何も言う事はない。

一見の価値あり。


今週はヒトラー暗殺計画を描いた「ワルキューレ」を観る予定。

ウエダでした。
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