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冬山の燕岳
2012.11.28 (Wed)
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こんにちは、グラビティ・ワークスの浅賀です。

山に行ってきました。始めての本格的な冬山となります。場所は北アルプスの燕岳、夏の北アルプス縦走で登った山で、一度行った山がよい、と考えて決めました。

また、もうひとつの目的は大人気の燕山荘に泊まる事です。夏だとおおよそ混雑の中しか泊まれないので、雪が積もるこの季節が良いと考えて楽しみにしていました。

山は天候にも恵まれ、雪のコンディションもよく、危険なく楽しみなら登れました。夜は氷点下2桁という寒さでしたがその分空気も澄んでいて絶景でした。

小屋は今季最終営業日で予想以上の賑わい。人気の理由は人気の山域ということもあるのでしょうが、気遣い、サービスが際立っていました。例えば、日の出、日の入りの時には写真撮影のためにお客さんの小屋への出入りが多いのですが、いってらっしゃい、おかえりなさい、の声がけがうれしかったです。また、お客さんの脱いだ室内用スリッパをサッと処理し、多からず少なからずある一定量だけを玄関に並べ続けているのも、玄関の狭さ、お客さんの多さ、整理整頓感、サービス精神などを感じました。

社長の赤沼さんのお話を聴く機会があったのですが、これがまた印象的でした。燕山荘では小屋番の方が雪に埋もれた夏の登山道が上にトレース(踏み跡)を付けてくれます。それを辿ると燕山荘までたどり着くという寸法です。社長曰く、そのトレースの上を必ず歩いてください、とのこと。当然、安全面を考えてもあるのですが、登山道をちょっと外れたところに生えている凍ったシャクナゲ、ハイマツなどの植物を守るためだそうです。ちょっとした重力でも凍った木々は簡単に折れてしまうのですね。

社長の人柄が感じられて、目指すところが『気遣い』『思いやり』なんだな、という印象を受けました。人生の大先輩として、商売人としてとても尊敬できる方だと思いました。

燕山荘、最高です。

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【燕山荘】

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