四谷NOW~ホームページ制作会社 gravity works(グラビティ・ワークス)ブログ

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先週観た映画(04/05~04/11)
2010.04.15 (Thu)
最近、携帯でYouTubeを見るのが面白い。
ゲームのプレイ動画や心霊動画、ハプニング系やら
何でもある。

で、画面の大きい新しい携帯端末が欲しくなってきた
今日この頃。

第四世代端末が出るまで、ガマンしたいのだが・・・。



04/05
【マルホランド・ドライブ(2001)】
デヴィッド・リンチって、ヒットこそしないけど、
新作を撮ると話題になるのが不思議。

興行的には「ツイン・ピークス(1989)」がピークで、
作品的にはまだまだ未知数だったりする。

特にこの「マルホランド・ドライブ」の前に制作した「ストレイト・ストーリー(1999)」なんか、
よ~く観ると、ヨボヨボのじいさんが病に倒れた弟にトラクターで会いにいくだけの話であって、
あれを感動作として公開した配給会社はウマい事やったもんだ。

さて、何のきっかけだか思い出せないが、急にリンチ作品が観たくなって
「マルホランド・ドライブ」を観た。
久しぶりに観ると、完全にオカルト・ホラーにしか思えない展開に驚く。

しかし謎に関する伏線がバンバン張られているわりには、
直接的な謎解きを一切していないので、
観る側ががんばって謎解きするしかないのだが、
それこそ配給会社の思うツボ。

よーく観てみれば、そんなに謎なんて無いし、
謎自体、どうでもいいと思えるユルい展開だ。

最終的にはナオミ・ワッツとローラ・ハリングがめちゃくちゃエロかった事と、
キモチ悪い暗闇の映像しか印象に残らない(笑)

そもそもデビッド・リンチ作品って、劇映画の手法を取っているけど、
きちんと構成されたストーリーなんてものはなく、
あくまでも、写真や絵画をモンタージュで繋いでいるだけ、という見方ができる。

そうすると、スライドショー的に一発ギャグを観ている気分なわけだ。
(ワイルド・アット・ハートのステージを横切るばあさんとか・・・)

シーンごとに、またはカットごとに楽しめばいいのかも。
なんだか「砂の惑星」が観たくなってきた。


04/06
ナシ


04/07
ナシ


04/08
ナシ


04/09
ナシ


04/10
【スワロウテイル(1996)】
初めて観た岩井俊二作品は「undo」だったのだが、
アレルギー反応が出て、どうも好きになれなかった。
だが、その後に「LoveLetter」と「スワロウテイル」を観て、
一気に大好きな映像作家になってしまった。

相変わらずのPVっぽいフォーマットで語っていく手法は、
まぁアレだけど、意外にしっかりしているテーマをストレートに
表現するのにPVっぽさが妙にしっくりくるのだ。

ストーリーだけを見ていくと、結構青臭い部分がたくさんあるので、
そのままだとかなり恥ずかしいテイストになってしまうだけに、
ちょうど良い。

80年~90年代でSFといえば、CGも予算も無いので、
必ず「マッドマックス:サンダードーム」のようなルックになるのだが、
この作品が少し違うのは、アジアの街並みを再現したこと。
予算をかけずに、ここまで近未来を表現したのは岩井俊二くらいだ。

さらに混沌とした世界観を表現するのに、話す言葉まで、
日本語、中国語、英語をごちゃ混ぜにしたのも大正解。

油断すると身ぐるみ剥がれて死んでしまうような、
ワイルドな世界で、必死に生きる若者達を、リアルに描く。

登場人物の設定は秀逸で、
ヒロイン(Chara)が売春婦という設定もとてもいいし、
この作品の本当の主人公であるアゲハを演じる伊藤歩の存在感はズバ抜けている。

当時13歳でありながらヌードシーンを演じただけでも、只者ではない。
このヌードシーンは、公開当時からあまり語られていないが、
学生の映画好きの間では、かなり話題になっていた。

エロいかどうかで話題になったのではなく、
そのヌードシーンがあまりに無垢すぎて、
見ている自分の汚れっぷりが
恥ずかしくなってしまったからだ。

そういう意味で、みんな声を揃えて
「見てはいけないものを見てる気分」と言っていたのが懐かしい。

これは間違いなく岩井俊二の計算された演出だと思う。

こういう表現で観る者の気持ちをイジれるのって、
実に映画的で面白い。

新作を撮ってほしいなぁ。


04/11
ナシ


今週末は「シャッター・アイランド」と「第9地区」を絶対に観る!!!!!!
ウエダでした。
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