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【さや侍(2011)】
2011.06.22 (Wed)
松本人志監督の最新作という事が一番大きな売り文句なのだが、
何よりもあの野見さんが主演という事でも話題の作品。

「働くおっさん劇場」で強烈なインパクトを残した野見さん。

映画となるとさすがにマズイだろうと思って観たのだが、
完全に予想を裏切るクオリティーだった。

もちろん、野見さんの演技のクオリティーが高かったわけではなく、
松本監督の演出が実に上手い。

ベタな展開の連続で、ストーリー自体に新鮮味も意外性も無いのだが、
恥ずかしくなったり、照れくさくなるギリギリのところを、予想外の演出で、
「クサさ」を回避しているだけでなく、きっちりシーンのテーマを表現している。

大概は、微妙な調節ができず、クサくなってしまうものだ。

これは中々出来る事ではない。

展開は、前半の終わりくらいから容易に読めてしまうのだが、
野見さんの表情の変化や脇役陣の的確な演技をじっくりと堪能できて、
後半にかけて目を離す事ができなくなる。

熊田聖亜が演じる娘役は泣かせてくれるし、
國村隼演じる藩主も表情だけで場の面白さを伝えてくれる。
伊武雅人は絶妙な間で笑わせてくれるし、
板尾創路や柄本時生の門番のコメディリリーフも素晴らしい。

そして、野見さん演じる「さや侍」のラストシーンたるや、
めちゃくちゃカッコいいのである。

「さや侍」というアイデアからして、既に成功しているのだが、
「30日の業」という設定も効率良くストーリーを転がしていて、
飽きる事がない。

演出、演技、脚本、音楽など、全てのパートがバチッとハマった、
見応えのある作品に仕上がっている。

次回作も楽しみである。


今週はついに「スーパー8」がやっと観れる!!!


ウエダでした。
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