グラビティ・ワークスの浅賀です。久しぶりに冬山登山に行きました。スキー登山ではなく、アイゼン+ピッケルの登山です。
今回は身近な雪山、百名山である“赤城山”です。“赤城おろし”といわれる寒くて強い北風の名称にもなっているぐらいだから、あなどれません。当日は3月らしい春めいた陽気で、ピッケルは使用せずに登りました。それでも雪はたっぷり、かなりの雪山気分を味わえました。
天気もあいまって、時間をかけて気の置けない仲間とゆったりとした気分で登ることができました。最近はみっちりスキーをしていたので、ガツガツと休日を過ごしていました。それはそれで充実するのですが、メローな登山やピクニックも気分にも余裕が生まれるものです。リフレッシュしました。
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【写真は白馬乗鞍岳からの展望】
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グラビティ・ワークスの浅賀です。
去年末にガイドさんに着いてもらって基礎から教わる冬山基礎講習に参加し、本格的な雪山を始めました。
複数回で技術を身に付ける講習の初回は北八ヶ岳で歩き方や道具の使い方などの基礎を学び、先週は雪山でのコンパスの使い方を学びに雲取山に登りました。
雲取山は東京、埼玉、山梨をまたいだ東京都の最高峰です。奥多摩なのて地名に馴染みがあります。
アイゼンだピッケルだ、新たに買い揃えたロマン溢れる雪山の道具を思う存分使えるし、何より冬山講習らしいので雪が沢山あった方がいいと思ってました。なので、講習場所が雲取山に決まった時には、なんだ奥多摩か、雪が少なくてつまらないな、と思っていました。
秩父から山頂を目指したのですが、直ぐに浅はかだったと気が付きます。雪、沢山あります。山頂手前で雪が降り始め氷点下12度の中、強風にさらされました。
さすがにそれなりの装備を持参していたので無事に山頂にたどりつきましたが、東京、奥多摩=ハイキング、簡単、という先入観で装備を削っていたらと思うとゾッとします。
何事も先入観は怖く、事前情報は大切ですね。
翌日はピーカンで(氷点下15度!)展望は最高、コンパスの、使い方もバッチリ覚えました。
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【燕山荘】
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グラビティ・ワークスの浅賀です。夏の源流シーズンもひと段落し、登山シーズン突入。北岳に行って来ました。
仙丈ヶ岳、駒ヶ岳、間ノ岳、鳳凰山などがそびえる南アルプス連邦の最高峰の北岳は標高3,192mで日本で第二位です。垂直と思える岸壁を持って荒々しい印象と相反して高山植物が豊富で夏は花が咲き乱れます。
天気も良さそう。登り始めの「広河原」が標高1,520mですから、ピークまで標高差は約1,700m。北岳でテント泊だ、登ってやろうじゃないか! 週末一泊で張り切って登ってきました。
雪渓をヘチヘチ登ります。
岩場は赤ペンキを辿って。山頂にガスが‥‥。
山頂につきました!案の定ガスってます。
途中、道を間違えて、6時間もかかっちゃいました。
お花畑キレイ。
北岳山荘にテントを張ります。我が家から富士山が丸見え。
翌日はご来光を見ようと間ノ岳へ。
もう、キレイ過ぎて昇天。
天気にも恵まれ、最高の山行でした。北岳、キツかったけどすばらしかったです。
こんなに夢中になって、いったい何を指しているのでしょうか。ひとつの目標があります。
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今年も行ってきました、北アルプス穂高山麓の涸沢カール。もちろん去年同様燃えるような紅葉がお目当てです。
体育の日に絡めての山行でしたが、今年は色づきが悪く、その2~3日前の降雪で落葉してしまったりで、全体的にはイマイチでした。
ほぼ同じアングルで撮った写真があります。
こちらが、去年2010年
こちらが、今年2011年
残念ぶりがわかります。
何より驚いたのが登山者の数。涸沢カールに1200張のテント数は過去最多だそうです。実際に私たちパーティ4人は途中まで進みましたが、登山道の渋滞を見てテン場がなくなると予想し、ひとつ下の横尾のテントサイトまで戻ってのキャンプとなりました。
1200張りとはこんな感じです。
なので、念願の北穂高登頂も断念。天気も“ザ・ピーカン!”だっただけに残念です。
ここで、ちょっと涸沢人気を分析してみました。
・去年の涸沢の紅葉は10年に1度と言われるぐらいキレイだった(と、今年の涸沢で耳にした)のでその再現を期待
・さらに、去年は紅葉が遅れ気味で、体育の日に紅葉の盛りだったので今年も盛り?!と期待
・北アルプス、3000m級の山々がそびえるが、涸沢までは危険な箇所が少ないので初心者でも登れて、本格的な登山の気分が味わえる
・涸沢小屋や涸沢ヒュッテなど、食事や宿を提供している小屋があり、安心。
・涸沢の紅葉はいろいろなメディアに取り上げられている
・紅葉以外にも、穂高岳登頂やモルゲンロートなど、涸沢に行けば楽しい事いっぱい。
・ヒュッテでの名物、おでん+生ビールが最高にうまい。
・2011年10月9日の明け方に 10月りゅう座流星群(旧称ジャコビニ流星群)が極大
・日本全国、空前の登山ブーム?
こんな感じでしょうか。とにかくどこの山へいっても老若男女、人がとても多いです。
登山を多くの人で楽しみたい、という気持ちもある一方で、入山者が増える事での環境の変化やマナーの低下が問題だと感じました。個々が積極的に知識や情報を得る事が何より重要ですが、メディア、メーカー、小売店さんも、マナーやルールの講習や遭難防止対策などの周知に努力してもらいたいと強く感じました。
日常生活以上にいろいろなことに気を使いながら山を楽しみたい、と、いろんな反省や次回への期待を胸に下山しました。(でも楽しかったー。)
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グラビティ・ワークスの浅賀です。
“山と渓谷”の表紙は厳冬期の“氷柱”でした。
これを見てまず思ったこと。
生で見たい。
思い立ったが吉日、この『雲竜渓谷』に行ってみました。
雲竜渓谷は日光にあって、日光ICから入口まで15分ほど。近すぎて本当にあの光景が広がっているのか疑わしい。
ただ、車では2時間なのですが、車止めから徒歩3時間。ほぼ林道歩きで危険箇所はないのですが、それでも軽アイゼンをつけて歩くのでお気軽感は薄いです。
実際の核心部はどうだったかというと、とにかくすごい!!
ジャーン。
想像以上に
・たくさんある
・青い
・でかい
スケール感がすごかったです。
人、何人分でしょうか?
お気に入りはこれ。右奥の氷結した滝にアイスクライマーが取り付いています。
ゴマですね。
今回も自然が織りなす壮大な風景に心を打たれました。
日本にもこんなところがあるのです。しかも都心から車で2時間。
情報を持っているかいないかで大きな違いになる、と、ある先輩が言っていました。実は情報を持っているだけではだめで、その情報を活用する実践力があるといいのかなー、と思います。
そして何よりも体力も必要ですね。
無理矢理、仕事っぽく話をまとめてみました。
【雲竜渓谷】
氷柱の見頃は2月下旬までです。
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グラビティ・ワークスの浅賀です。
10月9、10、11日で北アルプスの奥穂高岳に登ってきました。写真もまとまったのでレポートです。
工程はざっくりとこんな感じです。
1日目:上高地~涸沢(テント泊)
2日目:涸沢~穂高山荘~奥穂高山頂~穂高山荘に戻って~涸沢岳~涸沢(テント泊)
3日目;涸沢~上高地
テントを背負ってのハイキングは経験していますが、登山は事実上初めて。なので、それなりに不安もありました。出発前に15キロを超えたザックを背負って少し腰も引けました。でも、靴ズレを作りながらですが、全行程を無事にこなせました。
そして、今回もいくつか目的を持っての山行としました。
1)涸沢カールという、穂高連峰に囲まれた麓の窪地で見事な紅葉を堪能。
2)奥穂高岳の山頂に立つ。(日本第三位の標高)
3)モルゲンロートを見る。
1)
涸沢は全国的に紅葉がすばらしいことで有名です。例年9月末が紅葉の見頃ということですが、今年は猛暑の影響もあり遅れ気味。これが功を奏して、10月の連休でまさに見頃。テントから、そして、奥穂高に登頂しながら堪能しました。赤がおおい山域のようです。その発色のすばらしさに心奪われた3日間でした。
2)
穂高は、西穂高、前穂高、奥穂高、北穂高、と連なる山です。涸沢から日帰りで臨めるのが奥穂と北穂。今回は一番高い奥穂(3,190m)と、お隣の涸沢岳(3,110m)にチャレンジしようと計画していました。
1日目は雨、2日目も起床時は雨と、半分あきらめていたピークハントですが、7時頃突然晴れてきましたので、アタック決定! 行程は運良く晴れたのですが、山頂はガスがかかっていて展望に恵まれることはありませんでした。残念。
それでも偶然の再会もあった穂高に感謝しつつ、下山。次回はピーカンの時に登って、アルプスの山々と富士山を望みたいです。
3)
“モルゲンロート”=“朝焼け”です。涸沢から差し込んだ朝日が取り囲む穂高の山々を赤く染める、そんなモルゲンロートが見られることでも有名。雨から始まった山行で見られるか心配していましたが、3日目に見ることができました。赤く染まりだし、そして、刻々と変わる色と山の表情にうっとりしました。
今回も目標達成、総じて良かったです。
別世界に足を踏み入れた、と思えるすばらしい印象でした。6時間あるけばそりゃそうか。あの紅葉だけでなく、きっと他の季節でも行く価値はありそうです。
Check
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10/9~11の連休を利用して、北アルプスの奥穂高岳に登ってきました。
富士山、北岳に次いで、日本第3位の高峰で、
標高3190mとなります。
お目当てはもちろんピークハントと、
麓の“涸沢カール”に広がる紅葉を見ることでした。
山頂はガスで視界無しで残念でしたが、麓の紅葉はまさに見頃!
ちょっと大げさに言うと、
紅葉の価値観が変わるような見事な紅葉でした。
写真は整理中につき、登頂日記と一緒にアップしたいと思っています。
さてで、そんな山奥で驚くべきことがありました。
単独行だったのですが、偶然に2人の知り合い会いました。
一人目は奥穂高岳山荘という頂上にほど近い山荘にて、
以前2年ほど会社努めをしていた際にお世話になった先輩です。
私が入社して1年で退社された方です。
特にその後に音信があったわけではないので、
実に15年ぶりにお会いしました。
下山後、昔の話をつまみにヒュッテのビールで乾杯しました。
二人目も会社勤めしていた際の先輩。
下山途中に鉢合わせしました。
その方は現職もその会社につとめられています。
そもそも山岳グッズメーカーに勤めてので、皆さん登山が好き。
季節を考えると足が向く山域は限られるのでこんな偶然があるのでしょうね。
そんな出会いが今後もあるのかと思うと、ひとつ楽しみが増えました。
そして、世間は仕事にせよ、趣味にせよ、案外狭いのかもしれない、と
なんだか、すこし背筋を伸ばした山行でした。
仕事に遊びに精一杯のグラビティワークスの浅賀です。
左のタグクラウドを見ると本日2010/8/4時点で弊社の成分は圧倒的に映画とプラモデル、登山は富士山、釣りは中禅寺湖、たまに犬やメロンなどで形成されているとみられます。こう見るとタグクラウドも面白いですね。四谷NOWではタグクラウドを新着順位で上位に、頻度で文字の大きさに反映させています。
さて、弊社の主成分のひとつであります、富士山に今年も登ってきました。
2回目ですので、テーマを持って登ることに。
1)一眼レフカメラで写真を撮る
去年は初めてで体力にも自信がなく、おまけに天気も悪かったので一眼レフを持って行くのを断念しました。ところが広がる天空感を満足に撮影できず、これが後悔に。
2)高山病の症状の軽減
去年の高山病の記憶も生々しいですが、深い呼吸で体に酸素を取り込んでゆっくりとしたペースで登ることで高山病の症状をできるだけ押さえて、楽しい登山に。
3)本当の最高峰剣が峰に登る
登り付いて鳥居をくぐったところは富士山山頂、なのですが、標高でいう最高地点ではないというのはご存じの方も多いと思います。去年は残雪が多くお鉢巡りを断念。今年は最高峰に必ずや!
ということで出発です。
1)一眼レフカメラで写真を撮る
ご来光は雲がかかってのぞめなかったのですが、山中湖や雲海など、思う存分カメラに納めることができました。やっぱりコンパクトデジカメじゃなくて持っていってよかったです。こんな感じ。
2)高山病の症状の軽減
今年はペースにも気をつけて、ゆっくりと登りました。そして、とにかく常に深呼吸。これらが功を奏して症状はとても軽く登れました。頭痛と吐き気がない富士山ってなんて最高! 実は高山病対策として服用されるというアスピリンを主有効成分にしているバファリンを服用しました。血管を広げて血をサラサラにするといいます。これで頭痛も押さえこめたのではと思っています。それでも、残念ながら今年も一人が高山病の症状で3300m付近で断念。なんとかみんなで辿り着きたかったです。
3)本当の最高峰剣が峰に登る
行ってきました、剣が峰。最高峰にちょこっと張り出した金属製(サビサビ)のゴンドラ型展望台で本当の日本一の標高から日本をのぞんできました! といっても雲が多かったですが。正真正銘の“日本一の山に登った”ことになりました。
今年はテーマも無事すべてクリア!
体力にも余裕があり、高山病も少なく、天気にも恵まれ、楽しく登れました。
『富士山を一度も登らないバカ、二度登るバカ』といわれるそうです。
後者の仲間に入りました。
好きです、富士山。この調子だと、三度目もありそうです。